今、市街地ウォールペイントが、いくつあるかご存知でしょうか。
どこに何の作品があるか、ご存知でしょうか。
せっかくの作品がただの飾り物にならないように新企画「ウォールペイント作品と朗読のコラボレーション」を始めます。
「朗読で絵が動き出す、南吉作品が甦る」をテーマにお贈りします。
第一回目は、
昨年の生誕祭で披露された南吉初めての単行本『良寛物語 手毬と鉢の子』のモニュメント、
石製ベンチに刻まれた作品『紙鳶を買う銭』を取り上げます。
貧困と格差の中で新太郎、惣兵衛、栄蔵(幼少の良寛)少年同士の仲でもなかなか通い合えない不条理の世界を、役者紙鳶の事件を通して描き出します。最後の「どうして力のある人々は、ない人々のことを思ってやらないのだろう」と栄蔵のつぶやきが痛切です。
町づくりの一丁目一番地、安城駅開設の地「キーポート」に足をお運びいただき、朗読で今に生きる南吉の心を甦らせてみてください。
◆会 場 キーポート(JR安城駅駅舎1階 旧竹内書店)
◆日 時 平成29年8月12日(土) 14:00~14:40
◆朗読作品 『良寛物語 手毬と鉢の子』5章「紙鳶(たこ)を買う銭」
※入場無料・予約無用・自由席
主催:南吉朗読ででむし会
後援:安城市教育委員会